株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
- 設立
- 1981年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 17名(グループ含む)
- 取引銀行
- みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
- 事業内容
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- 映像制作
- 展示会装飾デザイン
- HP
- https://www.gym-ts.com/
株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
Webサイトの新規制作やリニューアルは、手間のかかるものです。
デザイン会社に制作を依頼するとしたら、どのような流れになるのでしょうか。
どのようなやり取りをするのか、どんなものが必要になるのか、わかっていたほうが安心ですよね。
ここでは、デザイン会社によるウェブ制作の基本的な流れを解説します。
もちろん、Web制作はデザイン会社に任せっきりにするものではありません。
できあがったサイトの仕様を確認・調整したり、サイトデザインについて話し合ったりする必要があるからです。
また、準備するものがわかっていれば、話し合いの前に慌てて用意するなんていう事態も防ぎやすくなります。
会社のWebサイト制作を担当することになったけど、何をしたらいいかわからないという方に読んでいただきたいと思います。
デザイン会社に制作を依頼した場合どのようなやり取りをするのか、基本的な流れを確認してみましょう。
ウェブサイト制作のおおまかな流れは、次のとおりです。
1.見積もり
2.ワイヤー制作
3.デザイン企画
4.コーディング
デザイン会社とのやり取りは、Webサイトのページ数や仕様などから、価格を見積もるところから始まります。
価格の見積もりで気をつけたいのは、紙媒体の見積もりとは異なるということ。
紙媒体は、フルカラーやモノクロなど使用するインクの数、ページ数、発行部数などで料金が決まります。
厳密には異なりますが、1ページあたりいくら、あるいは1部あたりいくらみたいな計算がしやすいものです。つまり、1ページあたりの金額は変動しません。
ところがWebサイトの場合、CMS(HTMLなどの専門知識がなくても更新作業が行える仕様のこと)に対応させたりするなど、ページごとに制作の手間が異なります。
このため、Webサイトでは、制作するページによって価格が変動します。
紙媒体とWebサイトは、どちらも「ページ」と表現するので、似通っている印象がありますが、料金体系は別物なのです。
見積もりが済んだら、デザイン会社からワイヤーが上がってくるので確認します。
ワイヤーとは、どのページにどんな要素が入るのかを決める骨組みのこと。
具体的には、トップページからどのページへ移動するかとか、資料をどのページからダウンロードできるようにするかなど、サイトの仕組みを決めるわけです。
この段階で、Webサイトの各ページの仕様をできる限り決定させます。
ワイヤー制作は、車で言えば、まだ車体のないシャーシだけのようなものです。
この段階で、ウェブサイト制作の途中経過を上層部に報告する場合、「え?こんなにスカスカなの?!」と、早合点されてしまうことも。
また反対に、制作会社がサービスのつもりで、ある程度デザインされたワイヤーを提出してきた場合も注意が必要です。
このラフデザインのまま「なんとなく」作業が進行し、実際のコーディングの段階で
「あれ、このデザインだと、ここが矛盾してるぞ…」と、問題が発生してしまう場合があります。
つまり、ワイヤーの段階でお互いの認識がずれていないか、担当者は注意が必要です。
ワイヤーは、ウェブサイトの基礎的な土台に当たります。
後々の修正が困難なので、一番重要と言っても過言ではありません。
ワイヤーが決まったら、ようやくデザイン企画に入ります。
自社の求めるデザインの方向性を、デザイン会社に伝えましょう。
なるべく希望通りのサイトを仕上げてもらうのに、イメージの伝達は必要不可欠です。
具体的にはどうしたらいいのでしょうか。
以下の3つの方法が考えられます。
1.イメージをイラストに描いてみる
2.イメージに近いサイトを探してみる
3.イメージをできる限り言語化してみる
イメージを伝える上で、視覚化は極めて有効な方法です。
「絵心や、デザインの知識もないから……」などと尻込みしていると、後々が大変になってしまいます。
イラストを描く自信がなくても、作って欲しいサイトのイメージが伝わりさえすればいいのです。
大ざっぱなイメージイラストでも、デザイン会社に渡す価値は大いにあります。
それが難しいときは、イメージに近い既存サイトを探してみましょう。
これから作るサイトの目的を決め、それに合致したサイトを集めます。
これら2つの準備をしておくと、デザイナーとの合意形成はスムーズになります。
イメージに近い既存サイトを探そうにも悩んでしまう場合は、まだサイトのイメージ自体がしっかり固まってないことも考えられます。
その場合は、どんなサイトが欲しいのか、イメージを言語化するところから取り掛かってみましょう。
「見ていて楽しくなるサイト」「落ち着いたサイト」「ターゲットは○歳ぐらい」「企業カラーを重視して、○色がメイン」などなど、いろいろあると思います。
この時、抽象的なイメージはなるべく避けましょう。
例えば、「ものが売れやすいサイト」という注文を出したらどうなるでしょうか。
「売れやすい」というイメージは、人によって千差万別です。
具体的に「こう!」って説明がしづらいですよね。
説明がしづらいイメージは、それだけ制作が困難ということです。
希望通りのサイトに仕上げてもらうには、できる限り具体的なイメージを伝えることが大事なのです。
デザイン作業が校了すると、コーディング作業に入ります。
コーダーがコードを書き、ウェブサイトに実装していきます。
家の建築に例えれば、設計図に基づいて、実際に建設する工程に入ったようなものです。
コーディングに突入しても、ちょっとした文字の修正程度であれば、たいていは対応してもらえます。
ただし、修正内容がサイトの機能そのものを変更してもらいたいなどとなると、簡単にできるものではありません。
今までの工程が全て無駄になりかねないからです。
飲食店で、料理を作っている段階に入ってしまうと、メニューを変更するのはもう難しいですよね。
一品追加などなら可能であっても、すでに作ったものを取り消すようなメニュー変更は、普通できません。
それと同じことです。
機能の変更などは、ワイヤー制作の段階で合意形成していることが肝心です。
デザイン会社に依頼してからウェブサイトが出来上がるまでの大まかな流れを見てきました。
このうち、受注側の確認が必要なのは、見積もり、ワイヤー制作、デザイン企画が校了するまでの工程です。
つまり、打ち合わせは何度も行う必要があります。
デザイナーやウェブディレクターと直接打ち合わせができるデザイン会社を選ぶと、制作がスムーズに進行します。
ウェブサイト制作の際はそんな点も注意しながら、デザイン会社を選んで見ることをお勧めします。それではまた。