株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
- 設立
- 1981年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 17名(グループ含む)
- 取引銀行
- みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
- 事業内容
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- 映像制作
- 展示会装飾デザイン
- HP
- https://www.gym-ts.com/
株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
こんにちは。株式会社ジムの代表 久保木です。
今日は、サムネイルを使って、制作物のイメージをクライアントやスタッフと共有するための見本をご紹介します。この時代にあえて手書きのサムネイルです。もしかしたら新鮮に見えるかもしれません。
最初にお断りしておきますが、私は非デザイン職のコピーライターなので、決してきれいな手書きではない旨をお許しください。
いまどきはインスタやSNSの投稿でも気軽に「サムネイル画像」と使われますが、我々広告制作業界では「サムネ」と略したりして、結構昔から使っておりました。サムネイルの語源は、サム=thumb、ネイル=nail、つまり親指の爪くらい小さなサイズに書いたアイデアスケッチのことです。
サムネイルは手書きでもPCでもどちらで書いても良いのですが、私は紙とボールペンで書きます。
サムネイルの良いところは、頭の中のアイデアを簡単に視覚化できるところにあります。一緒に制作するスタッフともサムネイルを書いて伝えるのと、口頭だけでイメージを伝えるのでは、伝わり方に大きな差があります。
一例として、架空の会社「株式会社物流商事」の会社案内のサムネイルを書いてみましょう。物流商事は、物流機器を製造販売している会社と想定します。以下が架空の会社概要です。
●会社名:株式会社物流商事
●取り扱い商品:物流業界向けマテハン機器
●創業:1972年
●ビジョン:物流機器にIoT技術でイノベーションを起こす
●サイズ:A4版
●ページ数:8P
↑ひとつの枠の長辺が15ミリ。ノートの端っこやカフェの紙ナプキンにも書けます。これは台割といって、どのページに何を載せるかを考えるためのものです。伝えたい内容が、どの順番でどの位のボリュームになるかが、大まかに分かります。
↑ひとつの枠の長辺が30ミリ。これはちゃんとノート1P使った方がいいですね。台割の機能に加えて、書く項目で何を伝えたいかという「キャッチコピー」だけを書いたものです。上記の台割よりも伝えたいイメージが明確になってきます。
↑ひとつの枠の長辺が70ミリ。この大きさになるとA4サイズの紙にしっかり書くようになります。キャッチコピーに加えてビジュアルの要素も書きますが、これはあくまでもコピーライター視点のアイデアです。
ここからアートディレクターやデザイナーはビジュアル的に何を伝えるべきか、どう見せるべきかを考えます。枠内だけでは伝えきれない要素は引き出し(ト書きともいう)で補足します。このサムネイルを書くのにかかった時間はだいたい10分位でしたが、アイデアが湧いてこないときはもっともっと時間がかかります。
デジタル化が進む中で、あえてアナログなアイデア定着法を紹介しました。最近ではなくなりましたが、以前はサムネイル段階でクライアントにアイデアを提示することもしばしばありました。
そういえば、あるクライアントから印刷物として完成したものよりも、手書きのサムネイルを見るほうが好きと言われたことがありました。きっと、クライアントと制作者が一緒になって作っている感じがするのでしょうね。
最後までお読みいただきありがとうございました。