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会社情報

株式会社ジム

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327

設立
1981年
資本金
1,000万円
従業員数
17名(グループ含む)
取引銀行
みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
事業内容
  • グラフィックデザイン
  • WEBデザイン
  • 映像制作
  • 展示会装飾デザイン
WORKS
HP
https://www.gym-ts.com/

商品やサービスを提供するなら、より多くの人に魅力を知ってもらいたいと考えるのは、ビジネスパーソンとして当然の心理でしょう。しかし、最近は不特定多数の消費者ではなく、一部のコアなファンに訴えかける「ファンマーケティング」手法が注目されています。

 

いわゆる「太客」を獲得するために有効とされるファンマーケティングですが、一体どのような伝え方をしているのでしょうか。代表的な事例をもとに紹介します。

 

ファンマーケティングとは?

これまでのマーケティング手法では、不特定多数の消費者に商品やサービスの魅力を訴え、購買につなげる考え方が一般的でした。しかし、商品・サービスへの知識が全くない人や、そもそも必要としていない人らを振り向かせるのは、大きな労力とコストがかかるもので、徒労に終わることも少なくありません。

 

一方ファンマーケティングは、商品・サービスのファンにターゲットを絞って販売促進活動を展開する手法です。もともと商品・サービスに好意的な印象を抱いているので、新規開拓先よりもずっとアプローチしやすく、新商品を手に取ってもらえる可能性が高まります。

 

実は今この手法を取って、従来顧客にさまざまなアプローチを仕掛けている企業が増えているのです。次の章では、ファンマーケティングで成功をおさめた代表的な企業を紹介します。

 

ファンマーケティングで成功した企業の事例3選

ファンマーケティングで成功した企業は、大企業からニッチな企業までさまざまです。これからファンマーケティングを取り入れたいと考えている担当者の方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

「よなよなエール」で大成功したヤッホーブルーイング

大手メーカーが激しい競争を繰り広げているビール業界で、異色の存在感を放っているのが株式会社ヤッホーブルーイングです。ヤッホーブルーイングは、大手のように有名芸能人を広告に使っているわけではありません。しかし、「若者のビール離れ」が叫ばれる昨今でも、順調に売り上げを伸ばし続けている企業なのです。

 

その理由は、代表商品であるクラフトビール「よなよなエール」のファンを育てるPR活動にあるとされています。ヤッホーブルーイングは、よなよなエールを購入してくれた消費者に対してオウンドメディアやSNSを紹介し、さらには醸造所の見学ツアーやファンが集まってよなよなエールを飲む「超宴」などのイベントを積極的に開催しています。こうしたイベントでファンの一体感を高め、自社のファンを着実に増やすことに成功しました。

 

躍進を続けているヤッホーブルーイングは、今後「大人の醸造所見学ツアー」の最新情報を、会員向けメールマガジンで案内するとのことです。

 

ネスカフェのアンバサダー制度

多くの人が、「ネスカフェアンバサダー」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。自宅やオフィスにネスカフェのコーヒーマシンを設置し、定期的にコーヒーを購入することでさまざまな特典を受けられる制度です。

 

マシンのレンタル料は無料で、コンビニや自動販売機で購入するよりもおいしいコーヒーが飲めるため、導入する企業が増えてきています。さらに継続し続けるとコーヒーをお得な料金で購入できたり、特典をもらえたりするところも魅力です。

 

特定のファンにアプローチすることで、サービスの継続に成功した事例といえます。

 

SONYのXperiaアンバサダープログラム

ファンマーケティングをおこなっているのは、何も食品メーカーだけではありません。Xperiaを販売しているSONYはアンバサダープログラムを展開していて、Xperiaユーザー限定のミーティングを開催したり、サロンを展開したりしています。

 

一応スマホを持っているものの、どう使いこなせばいいのかわからないという人もプログラムに参加することで、有益な情報が手に入り、さらにXperiaファンになる…という仕組みです。

 

ファンマーケティング成功のポイントは特別感と一体感

前章で紹介した事例からもわかる通り、ファンマーケティング成功のポイントは「特別感」と「一体感」にあります。ファン「しか」参加できないプログラムやイベントを企画し、提供することで消費者の優越感を満たすことができるのです。

 

また、それらの企画を通してファン同士の一体感が高まれば、商品・サービスだけではなく提供する企業や同じファンへの愛着も生まれるようになり、「次もまた購入しよう」「他の商品も買ってみよう」という気持ちにつながってきます。

 

これからファンマーケティングを取り入れてみたいと考えている方は、この2つをキーワードに、消費者をわくわくさせるような企画を考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

まとめ

ファンというと芸能人やスポーツ選手など「人」にたくさんつくイメージがありますが、戦略次第で「物」についてもらうこともできるのです。自社製品のファンが増えると、担当者としては非常にうれしいものですね。

 

現在、広告費ばかりかかって、肝心の売上が伸び悩んでいるという企業担当者の方は、少し目線を変えてみてはいかがでしょうか。打開策が見つかるかもしれません。


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