株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
- 設立
- 1981年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 17名(グループ含む)
- 取引銀行
- みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
- 事業内容
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- 映像制作
- 展示会装飾デザイン
- HP
- https://www.gym-ts.com/
株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
社内のコミュニケーションを活性化するために、コーチングが取り入れられています。コミュ力の向上にはもちろん、社員のパフォーマンスの向上にも有効だからです。
「それなら、ぜひとも取り入れよう!でも、コーチングってできるかな?」とは思いませんか?「コーチング」という言葉の響きから、どことなく立派な指導者にでもならないと無理なんて思うかも…。
しかし、そこまで難しく考える必要はありません。たった2つのポイントをおさえるだけでいいのです。コミュ力が上がれば、社内でも注目の的になるでしょう。部下や後輩を持っている方は、ぜひこの記事を読んでいただきたいと思います。
コーチングとは、「答えを相手に出させる」ものです。例えば、バスケットボールのポジションの一つであるPG(ポイントガード)を想像してみましょう。PGの主な役割は、パスを出して味方に得点させること。チームの司令塔になることがPGの役目です。
サッカーで言えば、MF(ミッドフィルダー)といったところ。どちらの例も、自分で得点を目指す場合もありますが、味方を活かすことが求められるポジションです。
もし、PGやMFの出したパスが悪いと、パスを受けた選手はどうなるでしょうか?得点しづらくなるであろうことは、容易に想像できますよね。では、この場合にパスを受けた選手が得点できなかったのは、シュートを決められなかったその選手が悪いんでしょうか…?「いやいや、それは違うだろう」と思うのではありませんか?
コーチングも、相手に答えを引き出させることを目的とします。部下や後輩が自発的に考えられるように、言葉のキャッチボールを行うわけです。そのために、
・相手の意見を聴くこと
・相手に質問すること
の2つを駆使するのがコーチングです。
コーチングにおいて、相手から的確な答えを引き出すには、どのような質問をすると効果的なのでしょうか。ここでは2つ紹介します。
基本的には「なぜ、~なのか」という形の質問を作ることです。
「君はなぜそう思う?」
「君ならどうする?」
「どうしたらいいと思う?」
「なぜ○○のようなミスが発生したと思う?」
といった具合に、相手に意見を述べさせる質問をするのです。
同じ「なぜ」でも「なぜ、きちんとできないのか?」といった質問の仕方は、コーチングとは言えません。このような質問は「できないのは君のせいだろう」と、相手を責め立てる「詰問」になっているからです。「パスを送ったのに、どうして得点チャンスを逃したんだ!」と言っているのと同じであり、コミュニケーションの活性化どころではなくなってしまいます。
「今のは、自分の送ったパスが悪かったのかもしれない」と、自分自身に問題がなかったか振り返ってみましょう。
相手からコミュニケーションを引き出す質問をするには、まずは相手の意見を聞くことも重要です。仕事が忙しいと、ついつい「相手の話を聴くことに時間を割くより、自分が指示を出したほうが早い」と思うものです。急いでいるときは、確かにそのほうが早く済むこともあるでしょう。
しかし、いつも自分から指示を出していては、相手に自分で考えさせる機会を奪ってしまいます。そういうことが続けば、最悪、指示待ち人間に育ちかねないのです。
「きちんと見ていれば分かるようになるはず」
と思った方は、注意が必要かもしれません。思考がワンマンプレーになっているからです。
もちろん、自分であれこれ指示を出しているうちに、部下や後輩がきちんと動けるようになっていれば、成果は出ていると言えます。しかし、「思ったより芳しくない、成長していない」という場合、ワンマンプレーをしていては、自分に問題があるかもとは気づきにくいものです。
成長ができないのは「相手の能力不足のせいだ」と思い込んでしまうでしょう。しかし、そう思ってしまうと、部下や後輩とまともなコミュニケーションが取れるでしょうか。一方的な詰問が展開されるであろうことは、想像に難くありません。
この状況を防ぐには、急ぎたい時でもぐっとこらえて、まずは相手の意見にゆっくり耳を傾けてみてはどうでしょうか。
「この問題をどうすれば解決できると思う?」
などと言って相手に考えさせたほうが、長期的には時間の節約にも繋がります。
どうしても自分のことばかりに注意が向いてしまう方は次のように考えてみては?
「自分のアシストで相手の能力を引き出してやる!」
そう考えれば、相手の意見に耳を傾ける余力も生まれます。
上司の立場になると、自分のパフォーマンスを発揮することより、部下のパフォーマンスを発揮させることが楽しみになるものです。そのためには、常に周囲に気を配る必要があります。
PGやMFとしてゲームメイキングを任される立場は、上司も同じと考えられます。つまり、上司は自身のことよりチームを上手く機能させることが重要になるわけです。
そのためには日頃からコミュニケーションが欠かせません。普段のコミュニケーションを見直して、社内の活性化に役立ててみてはいかがでしょうか。