株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
- 設立
- 1981年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 17名(グループ含む)
- 取引銀行
- みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
- 事業内容
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- 映像制作
- 展示会装飾デザイン
- HP
- https://www.gym-ts.com/
株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
広告業界では優れた広告に贈られるさまざまな賞が存在します。
その中でもTCC賞(東京コピーライターズクラブ)やADC賞(東京アートディレクターズクラブ)が有名ですが、それぞれにどのような違いがあるのでしょうか。
この記事では日本で有名な広告賞の特徴を紹介するとともに、広告関連の書籍や展覧会の情報をお伝えします。
優れた広告にはたくさんの「伝え方」のヒントが詰まっているので、ぜひ参考にしてください。
まずは、日本で特に知名度が高い広告賞を4つ紹介します。
東京コピーライターズクラブは、日本全国で活躍するコピーライターやCMプランナーの団体です。
前年に発表された広告やCMの中から優れた作品を選出することで日本の広告界の向上を図っています。
対象となるのはグラフィックやテレビ・ラジオCM、Webなどさまざまなメディアの広告で、2018年度は一般部門に5,000点以上集まりました。
TCCグランプリ以外にもTCC賞、審査委員長賞や新人賞などいくつかの賞があります。
ちなみに2018年のTCCグランプリは「UHA味覚糖 さけるグミ」のCMが受賞しています。
アートディレクターを中心に、クリエイティブディレクターやコピーライターなどで構成される東京アートディレクターズクラブ。
ADC賞では毎年5月にADC会員全員が審査員となって、その年の優れた広告やデザイン作品を選出しています。
2018年は7,900点もの作品が集まり、ADCグランプリやADC制作者賞、ACC賞などが選ばれました。グランプリはアートディレクターの大貫卓也氏、ADC会員賞には「新しい地図」のロゴデザインで話題になった佐野研二郎氏と多田琢氏が受賞しています。
広告業界には正統派ではなくても、挑戦的で魅力のある広告を讃える賞もあります。
その代表となるのは株式会社カヤックが企画・主催している「クリエイティブ突破アワード」です。
この章では「よくそれ通したね⁉」と言われるコンテンツを選び、クリエイターおよびクライアントの冒険的な姿勢を評価しています。
広告業界にさらなる刺激を与えることがこの賞の狙いです。
残念ながら2018年は開催されていない模様ですが、クリエイターだけではなくクライアントの姿勢にエールを送る珍しいタイプの賞なので、
ぜひ存続してほしいと願っております。
1952年に創設された、歴史ある朝日広告賞。
紙面に掲載された広告対象の「広告主参加の部」と、クリエイターたちが参加する「一般公募の部」それぞれで入賞作品が選ばれます。
他の広告賞と異なるのは複数の企業が課題を提供し、クリエイターは自分に合った課題を選んで制作できるという点です。
「新しい地図」はこの賞でも2017年度に入賞を果たしています。
新聞社が主催する広告賞のなかでも最も長い歴史を誇るのが毎日広告デザイン賞。
協賛広告主の課題に基づいた新聞広告を制作し、その中から優れた作品が選ばれます。重要なのは優れた「広告」ではなく優れた「広告デザイン」が選ばれるという点。
キャッチコピーのスキルはもちろん、デザインのセンスも重視される賞なのです。
センスを養うためには歴代の受賞作品に目を通しておくことが大切です。
ここでは、歴代の広告賞が見られる書籍とイベントを紹介します。
「コマーシャル・フォト」に掲載されたグラフィック広告やCMの情報がまとまった1冊。さらにはミュージックビデオも再録されているので、さまざまなメディアに触れられます。
毎年1冊刊行されているので、その年のトレンドを振り返ることもできますよ。企画のプランニングに役立てられるでしょう。
2018年のTCC受賞作品が収録されている、TCCファン必携のコピー年鑑。
価格は2万円とやや高額ですが、その分情報量は充実しています。
最終審査員によるTCCファイナリストによる全解説が掲載されているので、魅力的な広告制作のポイントを勉強できますよ。
こちらはADCの年鑑。やはりお値段は2万円以上しますが、B4のビッグサイズで広告の細部までチェックできますよ。
アートディレクターによる作品解説も掲載されているので読みごたえは十分。
日本のアートディレクションの「今」を認識し、デザインの戦略を学べる一冊です。
最後は書籍ではなく、展示スペースのご紹介です。「カレッタ汐留」内で運営されている「アドミュージアム東京」は、
世界的にも珍しい、広告コミュニケーションをテーマにしたギャラリーです。
常設展と企画展の2つのスペースで運営されており、常設展では日本の広告業界の歴史を、
企画展では最新のクリエイティブに触れることができます。
館内にはライブラリーが併設されており、国内外の広告関連図書・雑誌、広告賞の作品集など約2万7000点の資料を無料で閲覧することができます。
上記のコピー年鑑やADC年鑑も収蔵されています。
広告界には、正統派の賞からユニークな賞まで、さまざまな広告賞があることがわかりました。
優秀な広告はキャッチコピーとグラフィックが上手く融合して、人の心を揺さぶる作りになっています。
年鑑を眺めているだけでも、第六感が刺激されてセンスが良くなっていきそうですね。
今回は国内の広告賞を抜粋して紹介しましたが、海外にもさまざまな広告賞があるので、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。