閉じる
会社情報

株式会社ジム

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327

設立
1981年
資本金
1,000万円
従業員数
17名(グループ含む)
取引銀行
みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
事業内容
  • グラフィックデザイン
  • WEBデザイン
  • 映像制作
  • 展示会装飾デザイン
WORKS
HP
https://www.gym-ts.com/

「企画書の色使いがどうしたらいいかわからない」

どうしたら良い企画書に仕上がるんだろうかと悩んだのに、仕上がりがなんだかぱっとしないといった経験はないでしょうか。

人の視覚は、形よりも色から認識されると言われています。

つまり、企画書の出来不出来が色使いである程度は左右されるということです。

 

「いやいや、私は企画書の見た目ではなく中身を重視してもらいたい」と思うかもしれません。

しかし、人の第一印象は8割が見た目と言われることを考えると、色使いを疎かにするわけにはいきません。

むしろ、色をうまく使えば説得力を上げるための手段として使えます。

 

「でも自分は色彩センスがないし…」と心配する必要はありません。

色の法則を少し知っているだけでも、印象をぐっと良くすることができるからです。

結論からすると、企画書では見やすさを重視した配色にできるかどうかがコツ。

逆に言えば、文字が見えづらい配色にしてしまうと、どんなにいい企画を立ててもぱっとしない印象になりかねないのです。

では、企画書にはどんな色を使ったらいいのでしょうか。

 

企画書を見やすくする配色のコツ3選

見やすい企画書を作るには、次の3点を覚えておくとよいでしょう。

 

・使う色は3色までが基本

・多色の原因は情報処理不足

・コーポレートカラーはヒントになる

 

使う色は3色までが基本

 

意外に思うかもしれませんが、企画書に使う色は実は3色までが基本です。

色味を感じさせない無彩色(白黒灰)は、たいてい背景色や文字色と使われます。

ここでいう3色とは、赤や青など色味を感じる有彩色を使って企画書の装飾をするのが3色までということです。

「3色は少ないのでは?」と思った方もいるのではないでしょうか。

 

しかし、人の記憶はそれほど万能ではありません。

例えば「企画書の内容を全部覚えていてください」と言われたら、果たしてどれだけの人が自信を持てるでしょう?

よくて全体の3~4割程度だろうと思うでしょうが、むしろ人の記憶とは得てしてそんなものです。

色もたくさん使ったところで思い出せないし、かえってごちゃごちゃとした印象を与えます。

 

シンプルなくらいのほうが、よっぽど覚えていられるでしょう(シンプル過ぎるのはNGですが)。

では、3色が基本であるという理由は、なぜでしょう。

 

それは、企画書の色合いはもっぱら

・テーマカラー(ベースカラー)

・アソートカラー(メインカラー)

・アクセントカラー

の3つに分けられるからです。

 

面積比ではテーマカラーが全体の70%、アソートカラー(補助色)が25%、アクセントカラーが5%程度の割合で用いられます。

つまり、無彩色で作成された企画書に、3色をなるべくこの比率に合うように配色してやればいいだけです。

これなら「センスに関係なく自分でもできそうだ」と思いませんか?

 

多色の原因は情報整理不足?

人の記憶力を鑑みても、シンプルにまとめられた企画書のほうが覚えておきやすいということは納得いただけたと思います。

それにもかかわらず、色を多く使いたいと思いたくなることもあるかもしれません。

なぜでしょうか。

 

それは、そもそも伝えたいことについて優先順位が整理されておらず「あれもこれも重要」と考えているからかもしれません。

プレゼン資料の重要な部分だけ線を引こうとしたら、真っ赤っ赤になってしまうというタイプです。

これは、大事なことの中でも「どれが一番大事なのか」という優先するべき順位付けが不十分だからと考えられます。

強調というのは、違いが明確であって成立するもの。

 

だからこそ、アクセントカラーは全体の面積にしてわずか5%程度にとどまるのです。

企画書の作成中「なんだかどれも大事に見えてしまう」という時、そのページの中で自分が一番伝えたいものは何か、一つだけ決めてみましょう。

「ほかを一切差し押さえてでもこれだけは伝えたい!」と感じる場所だけが強調するべき場所なのです。

 

コーポレートカラーはヒントになる

企画書に何色を選んでいいかわからない人は、コーポレートカラーをヒントにしてみましょう。

コーポレートカラーとは、企業を象徴するアイデンティティーとして使われている色です。

名刺や企業のロゴなどを見れば、コーポレートカラーはすぐにわかります。

 

そのため、社内提案やクライアント企業への提案でも利用しやすいでしょう。

もし、コーポレートカラーが4色以上あったり全部使おうとするとおかしく見えるという場合は、企画書の内容に合っていると感じる色を選択すればいいだけです。

 

まとめ

企画書は、まずは自分が「これだけは伝えておきたい!」という内容を整理することが何よりも大事です。

ただし、本当に大事だと、これが伝えたいんだと思う部分は、多くても2つか3つまでに留めておきましょう。

その根幹さえ相手に伝わっていれば、後はたとえ忘れられようと企画書の役目は十分に果たしています。

 

重要な情報については絞り込みをかけることです。

その部分だけ強調してやればシンプルでスッキリとした企画書に仕上げられます。

 

それでも、どうしてもあれこれ伝えたくなってしまう場合はどうしたらいいでしょうか。

1ページごとに重要なものを一つだけに絞ってしまうのです。

「このページでは、これ一つだけ伝わればよい」という風に自分ルールを作ってしまえば、悩む必要はなくなります。

あれこれ伝えようとしても、その全部が相手に伝わるとは限りません。

むしろ頑張れば頑張るほど、相手には伝わりにくくなってしまう可能性もあります。

 

「なんだかしっくりこない」と思ったときは、企画書の色使いを見直してみましょう。

スッキリさせたほうが作成も楽になるだけでなく、伝わりやすい企画書ができるのではないでしょうか。

 

 


ピックアップ記事

関連記事