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会社情報

株式会社ジム

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327

設立
1981年
資本金
1,000万円
従業員数
17名(グループ含む)
取引銀行
みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
事業内容
  • グラフィックデザイン
  • WEBデザイン
  • 映像制作
  • 展示会装飾デザイン
WORKS
HP
https://www.gym-ts.com/

販促物やカタログなど、なんらかの制作物をデザインする際に避けて通れない作業が「校正」です。

地味、単純作業に見えるが知識・経験が必要、そのわりに責任重大…などなど、とにかく根気がいる作業です。

広報部に配属されたばかりの方などは、特に最初のハードルとして苦戦する領域なのではないでしょうか。

そこで今回は、初心者向けに校正作業のポイントをご紹介します。

 

校正と校閲の違いとは?

校正に似た用語としては、「校閲」が挙げられます。

ふたつの用語を簡単に説明すると、

 

校閲=情報の記載ミスを正すこと
校正=文字の表記ミスを正すこと です。

 

例えば、実在する地名や企業情報などが掲載されている場合、その情報に間違いがないかなどの事実確認を行うのが「校閲」です。

より専門知識が必要な場合は、第三者に確認を依頼します。

 

それに対して「校正」の場合、表記ミスの指摘・表現の調整・デザインミスの指摘などが対象となります。

本記事では、あくまで「校正」の作業領域について解説していきます。

 

校正作業の流れとポイントについて

ここからは、実際の校正作業の流れに沿って各工程を紹介していきます。

 

1.データを準備しよう!

まずは、前提となる資料を準備しましょう。

カタログの場合は掲載する商品の一覧データ、企業のインタビューならば企業情報のデータが「基準」となるデータです。

ちなみに、この基準値となるデータが間違っていると元も子もありません。

そのため、制作物が上がってくる前に、データの整合性について確認を取っておくのがベターです。

 

2.まずは素読みで問題を洗い出そう!

素読みとは、資料を参照することなく、まずは対象の制作物のみを読み込む作業を、「素読み」あるいは「素読(そどく)」と呼びます。

資料を参照しないため、純粋に誤字脱字、レイアウト崩れなどを指摘することが目的となります。

この工程で求められるのは、疑問点を洗い出すことです。

この段階で抽出した疑問点を、後々の校正作業で正していくための、スタート地点となります。

非常に地味な作業ですが、校正作業のなかで最も重要なポイントであるため、集中して取り組んでいきましょう。

 

3.資料を参照して確認しよう!

カタログやフリーペーパー、あるいはインターネット上のオウンドメディアでも、表記ルールを統一している企業も多いのではないでしょうか?

ちょっとした言葉遣いでも、企業の名前で世に出す以上、ルールの統一は求められます。

規定のマニュアルを参考にしながら、まずは最低限のチェックポイントをもとに、間違いを潰していきましょう。

 

4.デザイン面は大丈夫?

文字情報だけでなく、デザイン面の指摘も校正の業務範囲です。

印刷物であれば、トンボの塗り足しや写真の組版指定など、基礎的な部分まで含めてチェックしておきましょう。

また、余裕がある場合は「このデザインだと誤読されてしまうかもしれない」「この装飾が可読性を妨げているので、文字色に●色を使うのはどうか」など、改善点をデザイナーに提案するのも良いかもしれません。

「余計なお世話だ!」とデザイナーに怒られてしまったら…ごめんね!!!俺のせいだね!!!!!

 

5.全体の整合性を確認しよう!

校正では、誤字脱字などの単語レベルだけではなく、全体を俯瞰して見ることも大切です。

文章の意味が矛盾していないか、段落の繋がりは適切かなど、制作物全体が良いアウトプットになるように、ブラッシュアップを加えていきましょう。

 

6.読み合わせをしよう!

読み合わせとは、ふたり一組で行う校正作業です。

ひとりが声に出して文章を読みあげて、もうひとりが資料と共に確認します。

びっくりするほどアナログな作業ですが、ふたりで行う、かつ声を出すという身体的な要素が加わるだけで、意外なほど修正点を見つけることができます。

ただ声を出して読んでいるだけなのに、あれ、なんなんですかね…。

 

7.校正ツールを使ってみよう!

とにかく集中力と経験が必要な校正作業ですが、ツールを活用して効率化する方法もあります。

無料で使えるWebサイトから、校正専門の有料ソフトまで、目的にあったサービスを探してみましょう。

しかし、そもそも「校正で注意する場所はどこか」などの知識がなければ使いこなすことはできません。

また、企業独自の表記ルールなどは、ソフトに学習させない限り自動的に見つけることはできません。

校正はデジタルとアナログの両方をうまく組み合わせるのが、最も効率的なのかもしれません。

 

まとめ

校正作業は一見地味で簡単そうに見えるものの、実は多くの労力を必要とする作業です。

本記事で紹介してきた流れに沿って校正作業を進めながら、各工程におけるポイントを意識してみてください。

また、以下のサイトは校正作業において役立つ便利なサイトです。

デジタルの力をうまく取り入れながら、効率的に校正作業を進めてみてはいかがでしょうか?

 

・文章比較ツール

http://lab.hidetake.org/diff/

 

・日本語校正サポート

https://www.kiji-check.com

 

・Word 内の「校正」機能

https://support.office.com/ja-jp/article/office-でスペル-チェックと文章校正を行う-5cdeced7-d81d-47de-9096-efd0ee909227

 

・オフィス版Yahoo!JAPAN「文章校正ツール」

https://www.yahoo-help.jp/app/answers/detail/p/608/a_id/133081/~/文章校正ツールについて(オフィス版トップページ)

 

・Press Term

https://www.nttdata-tohoku.co.jp/solution/corporate/proofreading.html

 

 


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