口コミやレビューで集客力アップ！自然にアピールできる伝え方は？

オンラインショップやコラムサイト、また飲食店紹介サイトなどには、ほぼ必ずといっていいほど口コミやレビュー機能があります。また、映画や企業・施設の口コミ・レビュー専門サイトも少なくありません。ネットユーザーにとって口コミやレビューは、非常にニーズの高い機能といえるでしょう。そこで、今回は口コミがもたらす効果と、口コミを使った上手な伝え方を紹介します。

まず知っておきたい「口コミ」と「レビュー」の違い

まずはよく混同される、口コミとレビューについて、見ていきましょう。ネットが浸透した現在は、インターネットを通じて口コミが伝わるようになったためレビューと混同されやすくなりました。商品のジャンルやサイトの特徴によっても信頼度は変わってきますので、他の口コミ・レビューを見て決めるようにしましょう。

口コミ

口コミとレビューを一緒にしているサイトが少なくありませんが、このふたつは似て非なるものです。口コミは「口によるコミュニケーション」の略称であり、人の口から伝えられる情報のことをいいます。その中には不確かなものや噂でしかないもの、また主観に偏ったものも少なくありません。

レビュー

対するレビューには「批評」の意味があり、実際に体験や使用したユーザーのリアルな意見が主体になります。そのため口コミよりも信頼度が高いといえるでしょう。

口コミやレビューが使われている代表的なサイト

数多く存在するサイトのなかでも、人気が高い口コミ・レビューサイトは以下の通りです。

美容系

・ホットペッパービューティー

・アットコスメ

グルメ

・食べログ

・ぐるなび

・ホットペッパーグルメ

映画系

・映画ドットコム

・Yahoo!映画

家電系

・価格ドットコム

住居系

・スマイティ

・マンションノート

旅行系

・じゃらんネット

・一休ドットコム

・楽天トラベル

ブライダル系

・ウエディングパーク

・みんなのウェディング

どのサイトも非常に有名で、たくさんの口コミが掲載されていますが、中には利用の有無に関わらず投稿できるサイトも少なくありません。一時期「ステマ」という言葉が流行しましたが、サクラが混じって投稿している可能性も否定できないでしょう。誤った情報にだまされないように、複数の口コミに目を通して判断することをおすすめします。

また、口コミ・レビューサイトではありませんが、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトのほとんどではレビューを投稿・閲覧できます。

口コミ・レビューがもたらす効果

口コミやレビューを伝えることで読者の購買欲をそそり、購入につなげられる効果は心理学的にも、統計データでも実証されています。

ウィンザー効果とバンドワゴン効果

人は当事者からの情報よりも、第三者からの情報のほうを信じやすいものです。これは心理学で「ウィンザー効果」と名付けられています。また、選択している人が多ければ多いほど、選択者が増えやすい「バンドワゴン効果」も心理学用語のひとつです。

第三者からの口コミが多数掲載されている口コミサイトは、まさに読者の購買欲を刺激する存在といえるでしょう。

また、平成28年に総務省がおこなった調査「第1部　特集　IoT・ビッグデータ・AI～ネットワークとデータが創造する新たな価値～」によると、20～60代の各年代で6割以上が「口コミを（ある程度）参考にしている」と回答しています。この結果から、いかに口コミやレビューが高い説得力を持っているかがわかりますね。

参考：http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc114230.html

口コミ・レビューサイトのメリット

口コミ・レビューサイトには、「わざわざ広告を打つことなく、商品を宣伝できる」というメリットがあります。ホームページやECサイトを運営中、また運営予定の企業は、サイトの中に口コミ・レビュー機能を入れてみてはいかがでしょうか。想定以上の成果を得られる可能性があります。

集客力を高める口コミ・レビューの利用方法

バンドワゴン効果を狙うためには、少しでも多くの口コミ・レビューを集める必要があります。もちろん数だけではなく、質も重要ですが、あまりに数が少ないとそれはそれで信用されにくいものです。

たくさんの口コミを集めるためには、過去のユーザーにメールなどで連絡をして口コミを書いてもらえるように頼んでみましょう。クーポンなどの特典をつけると、回答率が高まります。また、InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを使って口コミを集めたり、反対に広めてもらったりする方法もおすすめです。

自社サイトだけに口コミを書くのではなく、他のレビューサイトやGoogleの店舗情報などにも投稿してもらうと、さらに高い集客を期待できます。

まとめ

口コミやレビューがいかに読者の心をつかむ効果があるのか、伝わりましたでしょうか。口コミサイトでは広告効果を期待できるだけではなく、第三者からの意見を受け取って、自社の商品の魅力や欠点を客観的な視点で知ることが可能です。

ただし、商品を売りたいからといってサクラを雇った自作自演は絶対にNGです。嘘で固めた情報は、いずれ自社の信用を大きく失墜させることになります。コンプライアンスが重視される昨今、口コミサイトの運営にも誠実さが求められています。

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この記事を書いた人

あのね