株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
- 設立
- 1981年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 17名(グループ含む)
- 取引銀行
- みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
- 事業内容
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- 映像制作
- 展示会装飾デザイン
- HP
- https://www.gym-ts.com/
株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
企業ロゴの良し悪しは、デザイナーの力量だけで決まるものではありません。
実は、デザイナーにロゴの作成を依頼する場合、
「どのように依頼をしたか」でロゴの出来具合が大きく左右されます。
思うようなロゴが仕上がってこなかったのなら、
それはデザイナーとのコミュニケーション不足を証明しているようなものです。
では、どのように依頼すれば満足のいくロゴに仕上げてもらいやすいのでしょうか。
本記事では、デザイナーに企業ロゴを依頼する際の重要なポイントについて、紹介します。
デザイナーに企業ロゴを依頼するときの3つのポイントをお伝えします。
今回紹介するポイントは、以下の3点です。
・イメージはなるべく具体的に伝える
・依頼者がロゴを理解しておく
・修正依頼の際はフィードバックを伝える
具体性のない依頼は、デザイナーを困らせます。
例えば、イタリアン料理店を展開している会社が企業ロゴを依頼したとしましょう。
A「美味しそうに見えるロゴデザインにしてください!」
B「トマトをあしらったロゴデザインにしてください!」
あなたがデザイナーだとしたら、どちらの依頼がやりやすいと感じますか?
もちろん「B」のほうですよね。
理由は簡単。
Bのほうがイメージを明確に伝えているからです。
「美味しそうに見える」という無茶振りな表現は、人によってイメージがばらばらです。
こんな曖昧な依頼をすると「イメージしたのと全然違うロゴ」ができたとしても不思議ではありません。
どうしても抽象的な説明になってしまう場合、次の2点を意識して対処しましょう。
・資料を用意して伝える
・イメージを表すものを伝える(上記の例だとトマト)
資料を用いる際はただ資料を渡すだけではなく「このロゴのこういう表現がイメージに近いです」などとデザイナーに伝えてあげると、より具体性が増します。
どう伝えていいかわからないなら、「○○(抽象的な表現)を表現するのにいいアイデアはありませんか?」と相談してみる方法も考えられます。
わからないなら「わからない旨を伝える」ということです。
色を伝える際も「赤」と伝えるより「原色の赤」などと指定すると、行き違いを防ぐことが可能です。
使って欲しい色がはっきり決まっている場合は、WEB色見本などを使いましょう。「『#ff0000』を使用してもらいたいです」など他に解釈する余地のない方法で伝えると、一層正確に伝えられます。
抽象的な表現は、何通りもの解釈ができてしまうため、依頼者のイメージと異なるものができてしまう可能性があります。
解釈の食い違いを防ぐためにもできる限りロゴイメージを具体化しながら依頼しましょう。
そもそも具体的に伝えられないとしたら、
依頼する側がロゴのイメージをしっかり把握していない可能性があります。
イメージが曖昧なままだと、どう伝えていいかわからず、デザイナーに丸投げしてしまうのです。
依頼者「ロゴイメージはデザイナーさんにお任せします!」
デザイナー「できました」
依頼者「…思っていたのと違う」
デザイナー「(『お任せする』って言ったじゃん!)」
傍から見てると苦笑ものですが、デザイナーにとってはあるある話と言えるぐらい定番化しています。
そういう依頼をする人が多いということでしょう。
どうすれば自分たちでロゴイメージを把握できるのでしょうか。
ロゴイメージを自分で把握するためには、次の項目意識しましょう。
・ロゴをいつどんな場面で使うのか、目的をはっきりさせる
・企業理念やコンセプトを明確に伝える。
・ターゲット層を明確にする
・ロゴの種類を伝えておく
・ロゴはシンプルに考える
使用場面や目的、企業理念やコンセプト、ターゲット層は、
上手く聞き出してくれるデザイナーさんもいるでしょうが、依頼者側から伝えたほうが信頼されます。
自分たちの会社なのですから、そもそも依頼者側が把握していないわけにはいきません。
ロゴの種類とは、ロゴの形がシンボルタイプなのか、
文字タイプなのか、あるいはその両方を組み合わせたタイプなのかということです。
迷ったら提案してもらうのもいいですが、
ロゴの種類は決めておいたほうが修正依頼の負担を減らせます。
また、複雑なロゴはターゲット層の記憶に残りにくくなってしまいます。
企業ロゴは、ターゲット層に伝わってこそ意味があるということを忘れてはなりません。
例えば、アップルやナイキのロゴはシンプルなので、すぐに思い出すことが可能です。
目に見える形になっていなくても
「自分たちのロゴは、こういうものだ」という説明ができれば理想的です。
これができれば、あとはデザイナーがイメージを形にしてくれます。
あくまでも、ロゴイメージを伝えるまでが依頼者の仕事です。
ある企画のプレゼンを担当することになったあなたは、
苦労しながらも資料を作成し、社長に見せることになったとします。
A社長「○○の部分、修正してもらえる?」
B社長「○○のこういうところがいいね。
でも、○○をこういう風にしたらもっとよくなると思うんだよ。○○の部分、修正してもらえる?」
全く同じ修正依頼のはずですが、どちらが修正しやすいでしょうか?
フィードバックを伝えるというのも、修正依頼をする際に、
より具体的に伝えるための方法として活用できます。
事務的に「○○を修正してください」と伝えるだけでは、
どういう風に修正したらいいのかわかりにくいのです。
これ自体を避けるためには、こちらの意図が伝わっていないという前提でいることが大切です。
デザイナーも神様ではないので
「こちらの意図は全部汲み取ってくれるだろう」と思うのは結局丸投げしているのと変わりません。
もし、社長から「え?修正する意図なんてわかるでしょ?」なんて言われたら、
あなただって「(わからないから聞いてるんじゃー!)」と心の中で叫びたくもなりますよね。
デザイナーだって、伝えられていない内容については対応できないのです。
修正依頼をするさいは、単に「修正してほしい」と言うのではなく、
感想を伝えた上でどのように修正してほしいのか詳しく伝えれば、
結局のところ余計なやりとりで時間を潰す心配もなくなります。
「作成したロゴをどう思うのか」というのが、デザイナーが気にするポイントです。
それに答えてあげた上で修正依頼をしたほうが、デザイナーからも信頼されます。
デザイナーに企業ロゴを依頼する際、
頼み方次第でロゴの出来具合が左右されてしまう理由はご納得いただけたでしょうか?
「デザイナーならわかってくれるだろう」と思い込まず、
「こちらの意図が正確に伝わっていないかも」という前提に立って依頼することが大事です。
依頼で困ったときは、ぜひ意識してみてください。