株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
- 設立
- 1981年
- 資本金
- 1,000万円
- 従業員数
- 17名(グループ含む)
- 取引銀行
- みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
- 事業内容
- グラフィックデザイン
- WEBデザイン
- 映像制作
- 展示会装飾デザイン
- HP
- https://www.gym-ts.com/
株式会社ジム
〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327
リモートワークは、相手の顔が見えるとは限らない環境です。
そのような状況では、社内文書はとにかくわかりやすく伝えることが大事です。
認識に違いがあっても、顔を合わせていないので、その場ですぐに修正することが難しいからです。
では、社内文書をわかりやすくするには、どういう点に気をつけたらよいのでしょうか。
大まかに4つのポイントにまとめました。
社内文書をわかりやすく作成するための4つのポイントを紹介します。
IT用語を使った社内文書は、いかにもかっこよく見えるかもしれません。
しかし、文書の意味は正確に伝わらないかもしれません。
確かに、用語を使うことは、文書を小さくシンプルにまとめられるという利点があります。
長々とした説明を省いて、一つの単語で済ませられるからです。
ところが、IT用語の意味が、予め社員全員でわかっていなければ、「すごいことを言ってるけどよくわからない、伝わらない文書」になりかねません。
用語は、意味を知っていることを前提にしているのです。
かのアップルのCEOを務めた故スティーブ・ジョブズ氏のスピーチは、シンプルでわかりやすい言葉が使われていたといいます。
アップルと言えば、誰が見たってIT企業のはずです。
もし、ジョブズがIT用語をふんだんに使ったスピーチをしたら、ユーザーはどう思ったでしょうか?
「なんだかすごそうだけど、結局はよくわからない」という印象を抱いたかもしれません。
人間は、難しいことは頭に入らないからです。
だからこそ、IT用語はそのまま使わず、わかりやすい言葉に置き換えてあげることが大事だと言えます。
かっこよく見える社内文書は、ただ「かっこいいという印象だけ」になりかねません。
それよりも、わかりやすく意味の伝わる社内文書であるほうが、よほど活用できるのではないでしょうか。
曖昧な言葉は、人によって解釈が異なります。
曖昧な言葉とは、例えば「少し」「ほとんど」「だいたい」などの抽象的な言葉のことです。
どのようにでも解釈できてしまう言葉を使うと、相手が誤解してしまう場合があります。
上司「A君。頼んでた案件はいつまでにできる?」
A君「あと少しです」
上司「わかった。頼んだよ」
――1時間後
上司「A君。さっきの案件はできた?」
A君「え?まだですけど!?そんなに急ぎなんですか?」
上司「え?さっき『あと少し』って言ったじゃないか!」
こんなすれ違いが起きたのはなぜでしょうか。
「あと少し」という言葉を、上司は「1時間程度」と考えていたのに対し、A君は「1日程度」と考えていました。
つまり、「あと少し」という言葉の認識が、上司とA君とでは違っていたのです。
A君の「あと少し=1日程度」という認識は極端だと思うかもしれませんが、問題はそこではありません。
認識の違いは、社内文書でも十分起こりうるということが問題なのです。
こういう事態を防ぐには、なるべく具体的な言葉を使います。
先程の例であれば、A君は「おおよそですが、明日の午前10時頃にはできそうです」などと言えば、より正確に伝わっていたはずです。
上司であれば、「今日の○○時までにできる?」などと具体的な日時を指定してあげたほうが、曖昧な回答を予防できたでしょう。
社内文書も同じように、なるべく具体的な言葉を使うほうが認識のズレを防げます。
上の「曖昧な言葉は使わない」のと似ていますが、期日や役割などの大事なものは、口頭で伝えるより社内文書に明確に記載しておきます。
大事な情報ほど、「後で見返す」ことがあるからです。
口頭での説明では最悪忘れてしまい、期日や役割がどうなっていたのか、わからなくなってしまう場合があります。
こういうときに「すみません。期日はいつまででしたっけ?」と確認を取るようでは、それだけでも時間を費やしかねません。
また、人間は「忘れてしまう生き物」です。
どれほど大事なことであっても、別のことに気を取られた瞬間「えーっと、なんだったっけ?」と忘れてしまう場合も。
社内文書に明確に記載しておくことは、忘れてしまうことの対策にもなります。
確認するにしても、社内文書を見ればいいので、あまり時間も取らないはずです。
ツールの使い方を説明したりする場合、言葉だけではどうしてもわかりづらいことがあります。
こういうときはスクリーンショット機能(スクショ)の出番です。
たいていのキーボードは、最上段の右側のほうに「Prt Sc」と書かれたキーがあります。
自分が今見ている画面をスクショして画像データにしましょう。
社内文書に、その画像データを貼り付けて、視覚的にわかりやすくするのです。
さて、日本の夏の風物詩と言えば、目隠しをするスイカ割りがあります。
人の言葉を頼りにスイカを探して棒で割るゲームですよね。
ところが「左!左!もう少し前!ああ、出過ぎ出過ぎ!」などと言われても、スイカの正確な位置は意外と分かりづらいもの。
目隠しをはずして視覚を頼りに探せば、スイカの位置など一発でわかります。
もちろん、これをやるとスイカ割りはゲームになりませんが(笑)
しかし、社内文書では、視覚情報を取り入れることは極めて有効な方法です!
情報は、言葉より見てもらうほうが正確に伝わる場合もあるということ。
「言葉だけでは伝えづらい」と感じる場合は、画像で伝える方法がないか検討してみましょう。
今回の4つのポイントは「内容を具体的にする」という点で共通しています。
もう一つ、わかりやすくする秘訣として、「シンプルにする」という方法が挙げられます。
シンプルにすることは、労力も減るので一石二鳥です。
社内文書は、ぜひ当記事を参考に、「具体化」「シンプル」の2点を意識してみて下さい。