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会社情報

株式会社ジム

〒102-0074 東京都千代田区九段南4-7-22 メゾンドシャルー407
TEL:03-3230-3722 FAX:03-3230-4327

設立
1981年
資本金
1,000万円
従業員数
17名(グループ含む)
取引銀行
みずほ銀行(市ヶ谷支店) 三井住友銀行(飯田橋支店)
事業内容
  • グラフィックデザイン
  • WEBデザイン
  • 映像制作
  • 展示会装飾デザイン
WORKS
HP
https://www.gym-ts.com/

2019.5.30

【書籍紹介】読み手のための文章術を学ぶ「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」

2013年にコピーライターの佐々木圭一さんが執筆したビジネス書「伝え方が9割」は発売後に大きな話題となり、

2018年12月には131万部を突破する大ヒット作となりました。

続編の「伝え方が9割 2」、漫画版などの関連書籍も発行され、今尚注目を集めているタイトルです。

また、2017年には電通所属のコピーライター梅田 悟司さんによる書籍「「言葉にできる」は武器になる」が発売。

関連作となる「実践編」の発売など、ビジネス書の領域を超えた反響を生み出しています。

上記の2冊はいずれもコピーライターによる書籍ですが、共通点として挙げられるのが、コピーライターを対象としたタイトルではないことです。

コピーライティングの技術を、ビジネスや普段のコミュニケーションに応用するノウハウを紹介することでターゲット層を広げ、大ヒットに繋がりました。

そもそもコピーライターは対象となる商品(企画)の本質を掘り下げ、

「この商品の魅力は何なのか」

「どうやったら競合他社と差別化できるのか」

「どんな人たちがこの商品のターゲットになりうるのか」

を考え抜き、それらを言語化する職業です。趣味趣向や生活様式がより一層多様化する現代において、

相手に共感してもらうコミュニケーションを立案するコピーライターの企画術は、

広告業界以外のビジネスマンにとってもヒントを与えてくれる存在になっている証拠ではないでしょうか。

そこで今回はコピーライターが執筆した書籍として、鈴木康之さんが2008年に発行した書き下ろし新書

「名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方」をご紹介します。

コピーライティングの技術を活用することで、ビジネスや普段のコミュニケーションがより一層円滑になりますよ。

 

 

 

・名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方

著:鈴木康之

出版:日経ビジネス人文庫(日本経済出版社)

https://www.amazon.co.jp/名作コピーに学ぶ読ませる文章の書き方-日経ビジネス文庫-鈴木-康之/dp/4532194490

 

鈴木さんと言えば、コピーライターにとっては「名作コピー読本」「新・名作コピー読本」など、

数々の名コピーライティング教本の著者で知られています。しかし、本書は「文章術」の教本として、より幅広い読者層に向けた内容となっています。

鈴木さんならではの審美眼でセレクトした70年代から2000年代までの名作コピーを教材に、読み手にとってわかりやすい文章の秘密を紐解いていきます。

 

 

 

・ポイント

コピーと緻密に向かい合う分析力

コピーライターがコピーライティングや企画術を解説した書籍の場合、名作コピーとともに、

自らの制作実例を引用するケースが少なくありません。その方がより著者の経験に伴った説得力を担保することができます。

しかし、本書で参照される35例の名作コピーの内、鈴木さんが制作した事例は1つもありません。

もちろんある程度の事実確認を取っているのでしょうが、

くまで鈴木さんが第三者の視点からコピーを分析し、賞賛し、そのテクニックを解説しています。

文章の構造から漢字・カナのバランスに至るまで、その分析はとにかく緻密。

その詳細な分析から、コピーライターが1つのコピーに込めたクリエイティビティをわかりやすく学習することができます。

 

 

 

・ポイント

文章術をどう教え、実践するか?の例が掲載

鈴木さんの制作事例が掲載されていないと前述しましたが、本書は別の切り口から、鈴木さんご自身のクリエイティビティを学ぶことができます。

それが第6部「勉強の方法」です。鈴木さんは広告批評主催の広告学校(現在は終了)で講師を担当されており、

その「説明文ドリル」の添削過程が収録されています。これは広告コピーに限らずカタログやマニュアルのコピー、

報告書や企画書、知人への手紙など「人に読んでもらうことを目的とする文章」の基本をマスターするための講義と解説されています。

本書ではとある受講生が提出した説明文を実例に、鈴木さんが添削を重ね、文章がブラッシュアップされていく様子が収録されています。

少々ぎこちなかった説明文から贅肉がそぎ落とされ、最終的には見事なコピーへと成長していく過程は、

第5章までの名作コピーから学んだノウハウや読み手への思いやりを実践する内容となっています。

文章術を磨きたい方はもちろん、教育係としての指導法に模索している方も、ぜひ1度目を通していただきたい内容となっています。

 

 

 

・まとめ

広告は見ようと思ってみるものではないので、(多くの場合)読み手にとって負担の少ないものが求められます。

情報を削ぎ落とし、整理するためにコピーライター達が実践する文章術を、自身も名コピーライターである鈴木さんが分析した本書は、

あなたが文章を書くときの姿勢を変えてくれる一冊となるでしょう。

約250ページとコンパクトな内容なので、さらりと読めてしまうところもおすすめです。

 


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